焼津のもみの木の家

2012/03/27(火) 未分類
義母が、ひとり暮らしを満喫するために、主人が『最後の親孝行』と称して
力を振り絞った焼津の家を手放すことになりました。



ひとり暮らしと時々大勢の子や孫ひ孫が来ても寝れるように
かなり合理的に出来ています。

何と言っても、田園地帯のこの周りの空気となじむフォレストキング(もみの木建材)が良いですよね?
極めつけの空気環境です。
小さな家ですが、義母が喜ぶ豪華な設備も完備でした・・
この家との縁は薄かったけれど、いい思い出ばかり残っています。



ここで生まれ育った子供たちは、めいめいでお別れに来る予定をたてているようです。



私が一番心苦しいのは、この親子の柿と甘夏の木が2本を伐採しなければならない事です。
だって主人と子供たちの誕生記念樹なのです・・・(ー_ー)
産まれてから転々としていた私にとって、主人の何代も続くこの家は誇りだったのです。

それと、このもみの木の家を建設するにあたって、たくさんの職人さんが「社長のお母さんの家」と言う事で遠方なのに労力をかけてくれています。
特に大工さんは数か月家族と離れ民宿に寝泊りして頂きました。
もちろん弊社スタッフも・・・特に監督は5か月間毎週のように遠路3時間強かけて完成に持って行ってくれました・・・そんな沢山の大きな気持ちに支えられていたのに、手放すのがつらいんです。



「新しいものを持たなければならない時は、何かを下さないと持てないんだよ。」
と、主人も自分に言い聞かせるように私に言いました。

今回は、人生において大変大きなものを下すことになります。

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