東京都庭園美術館
10年以上前からの希望がかなって、東京都庭園美術館へ行ってきました。HPや写真で見ていたよりも実物を見学して、とっても紅潮しました。私はアールデコが大好きです。
ぜひ拝見したかったのは、皇籍を離脱された朝香宮様がパリ万博に感動されて建築された建物でフランスのアンリ・ラパンによりデザインされたそうです。都庭園美術館は、展示会がなければ公開されないので、今のところは4/7まで『ルネ・ラリック展』開催時のみ見学可能です。
ルネ・ラリックさんは、都庭園美術館の顔となっているガラス造形が有名ですが、素晴らしい作品の数々に心を奪われます。
↑この作品のほんの小さいサイズが販売されていました。なんと六十数万円也。。
でも本当に素晴らしい。光が変わるのです。
今やちょっとした石屋さんにも販売しているモザイクタイルですが、質感が違いました。
土足になってしまっている寄木も素晴らしいのです。工業製品ではないのですから・・・
照明もマントルピースもお部屋ごと気品がありでエレガントでゴージャス!昭和8年竣工に思えない気品と新しさがありました。昭和8年と言ったら姑87歳と同い年です。
離れには、茶室と日本庭園。有数の名工の皆さんがかかわったそうです。
主人が大絶賛の茶室は、外国の要人来客に合わせて土間の前室があります。それがなんと懐かしい雰囲気があり、窓から眺める日本庭園がジャストマッチで、まるで絵画のようです。やっぱり日本の伝統工法と庭園は、細部とその奥のものも計算しつくされた美があるような気がしてみれば見るほどに発見がありますね~ああ、すてき。
草加公園の池の鯉とは、素人の私でも違いが判る。。1匹1匹、品がありました。
洋のお庭にはヒマラヤスギや松の大木があり、ぼっくりがたくさん落ちていました。主人は見つけるのが得意であっという間にこんなにたくさん。
新館の渡り廊下は、現代のガラス一面~さすが現代の技術の粋ももちろん素晴らしいです。
母と主人と3人でここのテラスで私の田舎弁当を食べました。かつて宮様や首相要人など高貴な方々がいらした場所で、お弁当を広げられる平和で民主の世に感謝です。
そして、ルネ・ラリック展にちなんだケーキを食べました。めちゃうまうま!ちょっと高価ですが必ず食すべし!!
よかったよかった