スタッフダイアリー
凪良 ゆう さん著 ”流浪の月” の装丁
先月映画で観た”流浪の月”を原作で読みました。
映画の中の”更紗と文”は衝撃的な出来事の連続でセンセーショナルに描かれており、最後のシーンで文の秘密が明かされるという展開となっています。そして文の”ロリコン”を疑わせるような”性的倒錯”はあり得ないだろうと考えさせられるシーンで完結している。
一方、小説の中の”更紗”と”文”は映画よりもっと二人の健全な関係が描かれていて、一般的に”健常者”と思われている人たちでさえいろいろな事情を抱えている様子を交えて二人の関係の健全性を浮き彫りにしているように感じた。そして二人は精神的な一体感に充足を感じ、世間や周囲の視線をも凌駕した結びつきに到達していく。この関係性の描写が、凪良 ゆう さんのオリジナリティ感じるとともに、更紗と文の幸福を感じ、読後は清々しささえ感じた。
昨今は”LGBT”の認知が進んではいるが、理解までには至っていないような気がする。”更紗と文”のような一見変則に見える関係性の方が、むしろ充実した相互理解に裏打ちされた真の”愛情”なのかもしれないと思った。
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