カサの花が咲く?
2017/06/30(金)
設計
傘をさす小学生の登校風景 今年の梅雨は雨が少なく写真のような登校風景がすくないようです。子供たちの傘の色がカラフルになり、私たちの子供の頃のような黒か黄色がほとんどといった状況ではなくなり、集団登校時ともなるとカラフルな傘が集合して、花が咲いたようできれいな印象ですね。童謡”あめふり”の中の一節で”蛇の目でお迎えうれしいな”というのがありますが、この”蛇の目”が”蛇の目傘”を指すことがわからない方が多い時代になっているそうです。”蛇の目傘”は死語に近いようです。”蛇の目傘”は和傘の一種で現在では芝居や踊り以外ではほとんど見かけないですし、持っている人も少ないですよね。”蛇の目傘”は開くと中心が円の模様になり、その開いた模様が蛇の目に似ていることから”蛇の目傘”と呼ばれているようです。童謡”あめふり”の様子は私世代にとっては、情緒を感じる唄ですが、現代の高機能な傘や、カラフルで美しいデザインのある時代にはそぐわない童謡になってしまっているのかもしれません。ちょっとだけ寂しい感覚です。