ハラスメントって何?
先日、出生時”268グラム”の超低体重児が慶応大病院を退院をしたという驚きのニュースがありました。超低体重児を救命する医学の進歩と、その赤ちゃんの生命力に驚かされました。生きる命、生かされている命、これと対照的な事件もありました。ハラスメントというと”セクハラ”、”パワハラ”など最近よく耳にすることばですが、セクハラはセクシャルハラスメントの略で、主に性別によるいやがらせこと、そしてパワハラはパワーハラスメントのことで、地位を利用したいじめや嫌がらせのことのようです。少し前に千葉県野田市の小4女児の心愛ちゃんの虐待死事件が報じられました。この事件はハラスメントに括った言い方で云うと、”ペアレンツハラスメント”という言い方になるのか?ペアハラどころか、それ以上の父親による虐待死事件でした。児童の学校のアンケートには父親からの虐待を告白していたそうで、周りの大人たち、児相の職員もその虐待を知りながらの死というのは痛ましくとても残念に思いました。父親の虐待を紅白するというのは相当の覚悟を感じるとともに、その切実さを考えるとその時点で助けられたのではないかと感じます。周りにいた大人たちは直接的に虐待にては加えていないものの、”スルーハラスメント”呼んでもよい見逃し?、見過ごし?による死と云ってもよいのではないでしょうか?厄介なことには関わりたくないのが人情と思いますが、こんな悲しい事件になるのなら、少し私自身もお節介人間になってもよいのではないかと考えます。もっと周りの人たち、子供たちとも関りを持っていきたいと思いました。 生きる命、生かされる命、そして見逃がされてしまう命。対照的なニュースに悲しい戸惑いを感じました。