映画”グリーンブック”観ました。

2019/04/26(金) 設計

 ”グリーンブック”

 題名のグリーンブックって何?60年代アメリカ南部での黒人、白人の泊まれる宿や食事できるできないを紹介しているガイドブックの事。

この60年代の人種差別の激しいアメリカ南部を横断コンサートに行く黒人ピアニストのドクター・シャーリー”と用心棒を兼ねた随行運転手の”トニー・リップ”の物語。

教養があり生活レベルも高い黒人ピアニスト”ドクター”とイタリア移民の”トニー”の危険な南部横断コンサート。

正反対の境遇の二人の距離が旅が進むほどに縮み、友情に発展していく実在した二人のロードムービー。

現代の”トランプ大統領”の移民政策やメキシコの壁などに対してのアンチテーゼなのかもと思いました。

どんなに高く、長い壁を築こうとも線を引くことはできないのが友情や愛情なのですね。

アメリカの雑多な人種や多様な宗教や価値観。これは混乱や混沌になっているのだとい思いますが、反面多種多様化が他国にはないアメリカの強みだと思います。

ところが昨今のアメリカはこの強みを発揮でない状況が続いているのではないでしょうか?

この強みを特徴とできるように統率していくのが政治なのだと思います。現在は違う方へ舵を切り始めているような気がします。

この映画はかつて乗り越えてきた不自由な時代を思い返させて、そんな方へ舵を切らないようにという願いを込めたメッセージなのかもしれません。