今年の締めくくりにU2
12月4日さいたまスーパーアリーナ ”U2" 公演
今年の締めくくりで、12月4日”さいたまスーパーアリーナ”でアイルランドのロックバンド”U2"の公演に行ってきました。行ってきましたというより参加させて頂きましたといった感じでした。13年ぶりの公演ということもあり、場内はステージ開演前から熱い雰囲気でこの雰囲気についていけるのかと最初は思ったのですが、同世代の方かそれ以上の方々を数多く見かけ、少し安心といった感じでした。
”U2”ファンは20歳代の方から年代を問わず、年齢だけではなく男女、そして外国の方もちらほらと見かけられるほど幅広く、バンドの歴史や社会貢献としての役割を担ってきたのだろうというバックグラウンドを物語っているようで、”U2”が只のスーパーロックバンドでないことの証明なのだろうと感じました。
公演は1987年のメガヒットした”ヨシュアトゥリー”の再現した公演となっていて、1曲目から総立ち状態でした。アリーナはものすごい一体感で、さいたまスーパーアリーナが狭く感じられるほどでした。ボーカルの”ボノ”の高音と、この歌声に寄添うような”うねる”ようなサウンドが心地よく感じられました。これぞ”ロック”といった感じで進み、中盤からはスクリーンの映像を交えた幻想的な雰囲気の曲、そして”ボノ”の掲げている反戦・貧困撲滅を感じさせる映像によるメッセージソングっぽい曲もあり、”U2”らしさを感じさせてくれます。
U2 ボノはご存知かもしれませんが”アフリカ支援”に尽力されていて、ノーベル平和賞受賞もあり得るのではといわれたほどです。
ロックなどには無縁そうな私が”U2”にはまったのは”リーサルウェポン”という映画の中で、IRAのテロリストと共に”U2”の悲しげな音楽が出てくるのがきっかけだったと記憶しています。当時、アイルランド独立運動の過激派によるテロ事件が社会問題になっており、このテロリストやこれらを利用しようとする悪人と戦う刑事役の”メル・ギブソン”主演映画がきっかけだったと記憶しています。
アフリカをはじめとした世界の平和と飢餓・飢饉などからの脱却を願う”ボノ”の唄声は、奥深さを感じるとともにこれに呼応するかのような”エッジ”のギターがロックを奏でているだけでない思いがあるのだろうと感じてしまいます。 今年の締めくくりに良い経験をさせて頂きました。
最後に今年いちねん、皆様にはお世話になりました。 令和2年も皆様と共に良い歳となりますよう祈念し、締めくくりとさせて頂きます。