霞んでもすごい新棋聖

2020/07/20(月) 設計

 新 棋聖 藤井聡太 さん

 こんなに早くにタイトルを手にするとは”すごい”の一言。

コロナの話題が優先されている昨今で、史上最速のタイトル、しかも”渡辺 明棋聖”を破ってのタイトル奪取はすごいの一言でした。第2局の”金”の使い方が大変な話題となりましたが、負ければ”凡手”、勝ってこその”妙手”でした。へぼ将棋で見られるような手のように一瞬思われますが、藤井聡太が打つ手は同じ打ち手でも深く奥行のある一手だったのですね。

負けてしまった”渡辺棋聖”ですが、二十歳の頃に竜王を獲りその後”永世竜王”となっている棋士で、今回のタイトルを失うまでは三冠ホルダーなのです。また、羽生さんとの2008年の竜王戦の3連敗からの4連勝タイトル奪取は”神回”と云われているそうで、私の記憶にも鮮烈なタイトル戦の記憶となっています。

その”渡辺 明”さんから、しかも”棋聖”のタイトルを獲ることが偉業ともいえるうえに、史上最年少のタイトルホルダーとなったわけです。

コロナのフィルターで少し霞んでしまった感がありますが、将棋界の”巨人”の誕生となりました。