千間堀のサクラ咲く
2021/03/26(金)
設計
千間堀のさくら
千間堀のサクラも満開です。”千間堀”ってどこ? って云われそうですが、スカイツリーライン”せんげん台駅”近隣の、川とは云い難いような川なのか”千間堀”と呼ばれています。正式には”新方川”らしいですが、”千間堀”がぴったりの名前です。千間堀は越谷市と春日部市の境を流れている川なのですが、近年護岸工事が進められていて、写真でご覧いただけるような景色は減りつつあります。桜の木が川に向かって伸びている様子が見られると思うのですが、川に向かって伸びざるを得ない状況で、路肩のわずかなスペースに根をはり、川へ向かってやっとの感じで枝を伸ばし、花を咲かせている様子がとてもけなげな思いを感じてしまうとともに、野趣を感じていていて好きな景色のひとつです。
最近千間台付近では豪雨により河川の氾濫が発生したりなどしていて、千間堀のあちらこちらで護岸工事が行われており、写真の景色の奥の方からもコンクリート壁が造られ始めています。やがては撮影したところまでコンクリートの壁が到達してしまったならば、写真のような景色もなくなるかもしれません。
千間堀は決してきれいな川ではないのですが、サクラの季節は川の無秩序な感じをカバーするかのように川へ向かってしな垂れかかるように花を咲かせ、サクラの美しさを一層際立たせているようで私にとってはとても気に入っているスポットとなっています。