何を求めているのか”アフガニスタン”

2021/08/28(土) 設計

アフガニスタン タリバンの報道官

このコロナ渦でアフガニスタン政府がタリバンのカブール進攻で崩壊。駐留アメリカ軍はじめとした治安部隊が撤退開始。これに伴って難民や国外退去の人々や占領軍と、これらに便乗してのテロで混乱状態のようです。当のアフガン政権のガニ大統領はすでに国外退去という状況。

アフガンは地理上、様々な国々のハザマで侵略、進行を受け、その時々の時勢に翻弄されてきたせいなのか、自国を確立しこれを維持強化していこうというマインドを感じない、ひ弱で脆弱な国のイメージです。これにつけ込むようにタリバンが占拠。このタリバンもテロ連合というイメージで、イスラム原理主義を唱えているため、平和国家として成立するのか疑問です。アフガンの独立のため、アメリカをはじめヨーロッパ諸国や日本もたくさんの援助や啓発活動をしてきています。これはこの地域の安定が世界平和に貢献すると考えられるためなのだと思います。

残念ながら今回もこの地域は流動的となり、アフガンに築き上げてきた信用や経済や様々な施設や技術供与はタリバンのものになるわけです。もしこれらが、テロ国家であるタリバンのものとなってしまった場合、世界平和にとってはゼロになるどころかマイナスになってしまいます。

まずはこの混乱が平和に終息することを祈るばかりです。