トウキョウサンショウウオ大型化

絶滅危惧種のトウキョウサンショウウオが過去40年間で2割程度大きくなっているのをご存じでしょうか。

通常は、5~8cmで関東地方に住んでいます。原因は温暖化の影響だそうです。

1970~80年代と2000~10年代を比べると、東京では気温上昇に伴って冬眠から目覚める時期が3月下旬から2月下旬に1ヶ月程早まり、成長期間が延びたから。

餌が採りやすくなり栄養状態が良くなったとのこと。産卵数も最大3割増。

宅地開発の影響ですみかを奪われ、絶滅危惧種となったものの、温暖化が決してプラスに作用するとも限りません。幼生は、水温が摂氏25度を超えると一転して成長が鈍るそうです。

サンショウウオは自然界で食物連鎖の一翼を担っています。そのため、気温上昇で個体が減少すると、他の生き物にも悪影響が出てしまうそうです。

地球温暖化、小さなことかもしれませんが、このようなところにも影響が出ているということをしっかり考えていかなければならないですね。

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