東京離れ
2022/01/31(月)
どうでもいい豆知識
これまでは、どんどん東京へという一極集中の流れで東京23区へ転入する人数が転出する人数を大きく上回っていましたが、1月28日に総務省が発表した2021年の人口移動報告を見ると、転出する人数が転入する人数を上回りました。
比較可能な2014年以降で初めてのことになります。
これも、新型コロナウイルスの影響によるものなのでしょうか。感染対策の一環でテレワーク等が進んだことから、東京の都市部から近隣に出ていく流れが強まったようですね。
では、どこに行ったのかというと、埼玉・神奈川・千葉県に特に人が集まったとみられ、2020年からその波は始まり、2020年を見ると神奈川県には東京から毎月平均で7000人、埼玉県には東京から毎月6000人が移り住んでおり、2021年もこの3県への流入が半数以上を占めているとのこと。埼玉から東京に通勤・通学する埼玉都民という言葉もありましたが、通勤もなくなってしまうのでしょうか。
実は東京都全体で見ると転入超過(過去最少)となっており、都市部の23区からの流出が目立った結果となっています。内容は以下の通りです。
単位:人 | ||
2021年 | 2020年 | |
茨城県 | 2,029 | -2,744 |
栃木県 | -549 | -1,862 |
群馬県 | 303 | -323 |
埼玉県 | 27,807 | 24,271 |
千葉県 | 16,615 | 17,273 |
東京都 | 5,433 | 31,125 |
神奈川県 | 31,844 | 29,574 |
東京都特別区 | -14,828 | 13,034 |
さいたま市 | 10,527 | 10,922 |
千葉市 | 5,920 | 4,783 |
横浜市 | 10,123 | 12,447 |
川崎市 | 2,768 | 5,587 |
相模原市 | 3,837 | 2,362 |
住民基本台帳人口移動報告 年報(実数)より
私は、昨年23区に引っ越したので逆パターンですね。