柴田ダイヤリー
ハンバーガーの日
明後日7月20日は、ハンバーガーの日です。
これは、1971年7月20日にマクドナルド日本1号店が銀座にオープンした日を記念して、その25周年となる1996年7月20日に制定されました。
毎年、7月20日に近くなるとキャペーンや新商品発売等で盛り上がる店もありますが、どうしても私は違和感しかありません。
なぜなら、日本で一番最初にオープンしたバーガーチェーンは、マクドナルドでなくドムドムハンバーガーだからです。
ドムドムハンバーガーは、1970年に東京都町田市の原町田ショッパーズプラザに1号店をオープン。これが日本で最初のファーストフード店です。
このドムドムバーガーですが、今から約20年前に私も2店舗でバイトしていましたが、ダイエー子会社の株式会社オレンジフードコートが運営していたため、多くはダイエーの中にありました。そのため、店舗数もそこそこ(1997年355店舗)あったのですが、ダイエーが経営不振に陥り、店舗数が激減。
2017年レンブラントホールディングスに当時の店舗47店舗が事業譲渡され、47年間続いたダイエーグループとしての幕を下ろしました。現在は、その傘下で株式会社ドムドムフードサービスが設立され営業されています。全国に27店舗で展開しており、根強いファンも多いです。
このドムドムハンバーガーが作られた経緯ですが、当初は、米マクドナルドとダイエーが双方の出資による合弁会社を設立し、日本での事業展開を計画していたのですが、合弁会社の資本比率で米マクドナルド側が50%ずつを主張したのに対し、ダイエーの創業者である中内㓛が主導権を握れる51%以上を主張したため、この計画は破談となり、ダイエーが、独自の研究下でハンバーガーチェーンを展開することとなり、ドムドムハンバーガーが誕生しました。
このとき、交渉がうまくいっていれば、ドムドムハンバーガーは誕生していなかったんですね。
現在は、身近にみることがなくなってしまったドムドムハンバーガーですが、どこかに行った時に目にしたら間違いなく入ります。