
入居者、地域、オーナー様の「三方良し」を実現したい
永田輝彦・プリマ倶楽部社長×矢澤佑規・サン勇建設専務
プリマは、首都圏を中心に全国展開を図る女性専用の次世代アパート。 最大の特徴は収益性の高さと長寿命化にありますが、プリマが目指すのはそれだけではありません。 |
永田輝彦・プリマ倶楽部社長 |
矢澤佑規・サン勇建設専務 |
永田「賃貸市場で勝負出来る。宝箱のような商品だと思いました。」
矢澤 |
プリマ倶楽部(横浜市)の永田輝彦社長とは、2011年に私がプリマについてお問い合わせして以来のお付き合いです。当時は株式会社サンタ通商の1つの事業部として動かれていましたね。プリマ倶楽部はどういう経緯で生まれたのでしょうか。 |
永田 |
サンタ通商は輸入建材や輸入住宅を扱う会社で、納材先であるビルダーの1つにスターホーム株式会社がありました。同社がプリマというアパートを展開されていて、2009年に完成した「プリマ三番館」を見学する機会があったのです。 |
矢澤 |
その後、地域のビルダーと組んでプリマを全国展開する事業を始められたわけですね。現在のプリマの仕組みは当時から整っていたのですか。 |
永田 |
防音の処理などは順次改善してきましたが、外観や間取りの考え方はほぼ出来上がっていましたね。 |
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矢澤「プリマの施工代理店は、みな前向きに学び合っています。」
矢澤 |
私が最初にご連絡した2011年は、プリマ事業部ができて間もない時期だったのですね。 |
永田 |
そこで私が草加市のサン勇建設本社を訪ねたのでしたね。事前にサン勇建設さんのホームページを見たらストーリー性のあるつくりになっていて、ご家族を大切にされていることや、家づくりに携わっている人の物語が伝わってきました。そういう発想をする会社はなかなかありませんから、お会いする前からきっと良い会社だろうと想像していたんですよ。でも実際に会ってみると違う場合もあるので(笑)、そこを確かめようと思ったわけです。 |
矢澤 |
加盟する施工店は、どういう基準で選んでいるのですか。 |
永田 |
大きく2つあります。1つ目は、その会社の人間性ですね。仕事をしていくうえで嘘があると、関係者を傷つけます。例えば、設計仕様を決めるのはプリマ本部ですが、実際に施工するのは加盟する施工代理店です。現場で手抜きされると、プリマ倶楽部全体がお客様からの信頼を失ってしまう。 |
矢澤 |
誰か1社でも手を抜いたらおしまいですからね。プリマ倶楽部はその点、協調を乱す会社がないのが良いところです。1カ月に1回開催する施工代理店の会では、互いに工夫点や課題を語りながらノウハウを伝え合っています。前向きな良い関係を築けていると思います。 |
永田 |
施工店を選ぶ2つめの基準は、建物に対する考え方です。安く建てて売ればよいのではなく、きちんとしたこだわりを持っていること。サン勇建設さんも、シックハウス対策にターゲットを絞り、本物の自然素材を用いながら嘘のない誠実な姿勢でニーズに向かい合っていらっしゃるので信頼できると思いました。 |
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矢澤「こういう建物に住んでみたい、と思っていただける力がある。」
矢澤 |
私がプリマに惹かれた点の1つは、時間が経ってもすたれない魅力を持っていることです。 |
永田 |
プリマは、世代を超えて選ばれ続ける力を持っています。プリマ自体の歴史はまだ浅いのですが、そう言い切れるのはデザインも構造も普遍性を備えているからです。 |
矢澤 |
私は、お客様に「プリマって何ですか」と聞かれたら「世界文化遺産」だとお答えしているんです。決してオーバーな表現ではなく、例えばドイツに行ったら街中はプリマだらけでしょう(笑)。「こういう建物に住んでみたい」と思わせる力を備えているのです。 |
永田 |
海外では古いものに価値がありますからね。 |
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矢澤 |
私がご相談を受けるケースでも、お父さんが建てたアパートを相続した結果、苦しまれている二代目をよく見かけます。でも、アパート経営の成否は建てた時点で8割がた決まりますから、一度建ててしまったら手の打ちようがない。営業マンのおいしい言葉に踊らされ、家賃保証してもらえば大丈夫と安易に考えて取り組むと、大切なものを失いかねません。 |
永田 |
私は何とか建物の価値を認めてもらいたいという気持ちを抱きながら仕事をしてきました。でも注文住宅には、建物の価値を評価する仕組みがないのです。一方、賃貸住宅は完成したら常に入居者から評価され続けます。素材や構造に相応のお金をかけることで、家賃や稼働率を高く保つアパートが実現できるのです。 |
矢澤 |
プリマは、完成後20年、30年たってから違いが際立ってくるでしょう。私も「Prima St.Arisa」のオーナーになったので、将来が楽しみです。 |
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永田「関係者がみんな輝いている、そんなアパートづくりを目指します。」
永田 |
矢澤専務は、プリマ倶楽部の施工代理店のなかで個人オーナーになられた第一号です。 |
矢澤 |
最初にプリマを見学した時、すぐ自分もオーナーになろうと決めました。 |
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矢澤佑規が受賞したプリマ倶楽部MVPのトロフィー |
(2016年1月26日、サン勇建設モデルハウスにて)