もみの木との出会い
ドイツ南部に広がるシュバルツバルト(黒い森)地方。約5180平方キロメートルに及ぶ広大な森は、植林ではない天然のもみの木によって黒く見えることから、その名がついたと言われています。
この森で育った樹齢200年~300年のもみの木の、柾目(まさめ)の部分だけを使って、住宅の内装材としているのが、サン勇建設の「樅の木の家」です。 この内装材をつくれるのは日本でただ一ヵ所、鹿児島に本社をもつ(有)マルサ工業様だけ。
私たちは、マルサ工業・佐藤雄二社長が主宰する「健康な住まい造りの会・樅の木の家」に所属し、もみの木のよさを多くの人に知っていただくための活動を続けています。
ドイツでは自然環境を守るための規制が非常に厳しく、森林保護官の管理の下、計画伐採が実施されています。そのため、日本に輸出できるもみの木の量にも限りがあります。それだけに、本当に必要としている方のところに、本物のもみの木を届けたいという思いが、「樅の木の家」にはあるのです。
佐藤社長がどのような経緯でもみの木と出会い、そして私たちと佐藤社長の出会いはどのようなものだったのか、少しお話ししたいと思います。
1 はじまりは、ふるさとを思う気持ちから宮崎県・生駒高原にどっしりとそびえ立つ夷守岳。佐藤社長が大好きな山です。このあたり一帯は昔からもみの木の産地でした。もみの木を使った木箱や結納用の白木台、経机、絵馬、卒塔婆などがさかんに作られ、たくさんの製材加工所が忙しく稼動していました。 しかし、結納台などの需要が減ったことや、安い輸入材などが入ってきたこともあって、次第に製材所の数は減少していったのです。 これらの製材所に製材用の機械を販売、技術指導をしていた佐藤社長は、こうした状況を見て、もみの木を住宅の内装材に使えないかと考えました。最初は失敗してばかり。もみの木というのは、加工するのが非常にむずかしい木だったのです。 けれど、佐藤社長にも刃物を扱う専門家としての意地があります。「難しければ難しいほど、やり遂げたときには、自分は第一人者になっているはずだ」。この信念で頑張りました。そして、不合格品となったもみの木を、自宅に持ち帰っては、床にしきつめていました。 |
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2 あらわれたもみの木の効用
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3 もみの木の命を生かしてくれるところと取引したい
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4 健康は何ものにもかえがたい宝地震に強い家を標榜し、なまずがトレードマークだったサン勇建設の家は、もみの木との新しい出会いによって、「健康な家」という大きな特長が加わりました。 お客様から寄せられる「喘息が治った」「アトピーが出なくなった」「関節が痛まなくなった」「よく眠れる」などの声に、うれしい驚きの連続です。 昔、人は木の下に憩い、眠り、愛を語らいました。もの言わぬ木はずっと、人間を癒し、やすらぎを与えるすばらしい隣人であったのです。そんな当たり前のことを思い出させてくれたもみの木に感謝しつつ、これからも誠実に、家づくりに取り組んでいきたいと思っています。 |
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