賢い収納&インテリア術

生活感を感じさせず、すっきり見せるには?

おしゃれに見えるコーディネート術を教えて

どうして我が家は物が片付かないの?!

素敵な家で素敵な暮らしがしたい!そのために重要な2つのポイントが『収納』と『インテリアコーディネート』です。せっかく注文住宅を建てるのですから、すっきりと片付けやすく、個性的かつ飽きのこない家にしたいもの。そのためには自分たち家族の“収納グセ”や“物へのこだわり度”をよく把握すること、そして“どんなテイストの家にしたいのか”を、もう一度確認することがとても重要です。

このページでは、収納&コーディネート上手になるためのヒントをご紹介したいと思います。

収納がラクラクな家をつくろう!   コーディネート上手になろう!

 

収納がラクラクな家をつくろう!

家づくりは収納計画から

家を建てるならああもしたい、こうもしたいとどんどん膨らむ夢。家の中をどうコーディネートするかは、建ててからの楽しみでもあり、住まう人の腕の見せどころでもあります。でも建てた時はきれいでも、いざ生活を始めてみるとたちまち散らかり放題ではげんなりしてしまいますよね。そんなことにならないよう、収納計画をきちんと立ててから家づくりを始めましょう。

そのために、まず家の中にあるモノを全部書き出してみることをお勧めします。それが出来たら、新しい家に持っていく方に入れたものを、もう一度、どうしても必要なモノかどうかというふるいにかけるのです。どうですか?これだけでも大分物が減ったのでは?

こうして最後まで残った「どうしても必要なモノ」を、使いやすい収納場所にしまうことができれば、あなたはすでにかなりの片付け上手になっているはず。そのことを念頭に、収納に便利な家づくりを考えていきましょう。

 

家づくりは収納計画から

 

まず覚えておきたい「収納三原則」
1.しまうことを目的にしない

本来、収納にとって大切なことはしまうだけでなく、使いやすいことです。収納はしまうためにするのではなく、いかに気持ちよく使えるかが重要です。

2.大きな納戸より場所ごとに小分け

モノは使う場所の近くにしまうことが基本です。使う場所から離れていればいるほど手間が増え、片付けることにストレスを感じます。

3.奥行きのある収納より間口が広くて浅い収納が便利

奥にあるものは取り出しにくく、使いづらくなってしまいます。間口を広げて何がどこにあるかわかりやすくする工夫と、ストックするモノの量がひと目でわかるようにすれば重ね買いも減ります。

 

間口が広くて浅い収納が便利

 

セクション別
収納のコツ
玄関
収納するだけではなく、ゆったり見せることがポイント

玄関は靴などの履き物をはじめ、傘、コートなど狭い空間に多くの物を収納しなければなりません。大きな下駄箱を造り付けにするのも手ですが、空間に余裕があればシューズクロークをつくることをお勧めします。

また、季節によって使わない靴やコートはどこか別の場所に収納したり、頻繁に使わないスポーツ用品などは玄関近くの階段下のデッドスペースなどを利用したりすると、玄関収納をより有効に使えます。

玄関が狭くて思うように収納スペースが確保できない場合は、壁面に収納部を設けるとGood。扉の色や素材も壁と同じようなものにすると空間が広く感じられます。空間を広く見せる方法としては、玄関収納の高さを低くすることで、その上に花瓶を置くなどして空間に余裕を持たせるという方法もあります。モノをしまうだけではなく、いかにゆったり見せることができるかも、収納の大きなポイントです。

 

玄関

玄関によく収納するもの

身に付ける物 靴・スリッパ・コート・雨具など
日用雑貨 傘立て・キーケース・ペット用のリード・子供用の遊具・ベビーカー・買い物カートなど
スポーツ用品 スキー用品・ゴルフバッグ、テニスのラケットなど

物置がある場合は、スポーツ用品は玄関ではなく、そちらにしまうことをオススメします。また、荷物受け取り用のハンコなども玄関に置いておくと便利。ただ、小さな物なので、なくさないように気をつけてください。

玄関を広く演出するアイテム

玄関を広く見せるためには照明や鏡も重要なポイントです。実際には狭くても、広く見せる工夫をして、落ち着いた空間を作り出すようにしましょう。

照明 できるだけ明るいものを選ぶことで、狭さは感じにくくなりますが、LDKの光度よりも低くすることを念頭においてください。また、来客時のことも考えて、お互いの顔がよく見えるようにすることが大切です。玄関ドアに近すぎるとお客様の顔が逆光になってよく見えませんし、反対に上がりかまちの奥にあると、こちら側の顔がお客様に見えにくくなります。なるべく上がりまちの真上に付けるか、壁に取りつけるブラケットも有効です。
鏡 鏡も部屋を広く見せるアイテムです。可能であれば、玄関ドアの窓ガラスや明かり取りなどから入る光を反射させると、広々感を得られます。全身チェックができる姿見のような少し大きめの鏡があると、なお良いですね。
キッチン
動線を重視し、生活感が出すぎないよう工夫を

キッチンは、動線を考慮した収納レイアウトにすることがもっとも大切です。使用頻度の高い調味料や用具、食器類は取り出しやすい場所や高さを考慮して、収納場所を決めましょう。家電製品は冷蔵庫や電子レンジなど位置を固定した方がよいものと、固定しない方が出し入れ自由にできて便利なものがあります。キッチンカウンターやキャスター付きワゴンを上手に利用しましょう。またLDKがひと続きになった空間では、家電製品などをまとめて引き戸の奥に収納し、生活感が出ないようにするという方法もあります。

 

キッチン

キッチンをすっきり見せるための設計ポイント

ゴミ箱の場所を確保する

キッチンのゴミ箱の置き場所は意外と苦労するもの。最近ではゴミの分別も細分化されているので、たくさんのゴミ箱が足元にあると目障りなだけでなく、動線も悪くなります。カウンターの下に市販のゴミ箱を組み込めるよう、あらかじめスペースを空けておくのも一つです。オープンキッチンでは特に気をつけてゴミ箱の設置場所を人目につかない場所に確保しておきましょう。

  ゴミ箱の場所を確保
パントリーをつくる

乾物、缶詰、調味料などをストックしておけるパントリーは主婦にとって大変便利なものです。床下収納でも良いのですが、いちいちしゃがまなくてはならないという難点があります。ちょっとしたデッドスペースも上手に活かせばパントリーとして使うことができますので、設計時にご相談ください。

  パントリーをつくる
家事コーナーと直結

キッチンとの続き部屋に、洗濯機を置いたりアイロンがけをしたりという家事コーナーがあると、フキンやタオルを洗う、取り出すという動作に時間がかからず便利です。レシピを見られるよう、本棚やパソコンを置けるようにするのもいいですね。

リビング・ダイニング
隠す収納と見せる収納のメリハリをつける

リビングは家族みんなが集まる場。時にはお客様をお通しすることもありますよね。家族が過ごす時間が長く、人目につきやすい場所でもあるリビングは、いつもキレイに片付けておきたいものです。とはいっても、リビングの収納物は数が多いのが悩みの種…。

家具やAV機器、文房具などの小物など、数が多いだけでなく、リビングにあるものは種類も豊富です。そこで「隠す収納」と「見せる収納」をはっきり分けることで、きれいに見せることができます。

 

リビング・ダイニング

種類別 収納のコツ

細かい物

テレビやエアコンのリモコン、子供さんのおもちゃや文房具、ティッシュやDMなど、色・柄がまちまちで生活感のあるものを出したままにしておくと、リビングは間違いなく雑然と見えてしまいます。かと言ってしまいこんでしまっては、生活に困るものばかり。大まかにグループ分けしてシンプルなカゴや箱にざっくりと放り込み、棚に並べたり、布でおおったりするとすっきりします。引き出しの中にしまう場合は仕切りをつけると、より物が取り出しやすくなります。

  カゴや箱を利用してまとめましょう
大きな物

テレビやオーディオなどのAV機器は頻繁に使うものなので、みんなが使いやすい位置を考えて設置場所を決めましょう。壁掛けテレビにすればテレビボードを置く必要がなく、空間を広く使えます。ただし、壁の補強工事が必要なので、あらかじめ設計担当者とよく相談する必要があります。

大きな収納棚を間仕切りに使うような場合には、「見せる収納」にしてしまうのも一案。普段よく使うものを吟味しておしゃれなものを買い、「出しっぱなしでも平気」にしてしまうという方法です。

  大きな物
かさばる物

新聞やチラシはリビングで読むことが多いので、その近くにストックする場所があれば、散らかりにくくなります。新聞やチラシ、雑誌、本などは思った以上に重たく、かさばるため、前もってしっかり収納スペースを確保したいものです。最近は家族みんなの読書スペースとして、リビングに本棚を置いている家庭も見られます。その読書スペースにラックなどを置いて、新聞や雑誌を収納するのもいいかもしれません。その際に新聞は新聞、雑誌は雑誌などというように種類別に収納すると、より片付けやすくなります。

寝室
空きスペースを有効に使おう

寝室には朝起きてすぐに身支度できるよう、衣類などの収納スペースが必要となります。ベッドの上に脱ぎ散らかした衣類が山積みというようなことにならないように、ある程度の空間を確保したいものです。ウォークインクローゼットを設けることができれば理想的ですが、それが難しい場合には引き出し付きのベッドやパイプベッドなど、ベッドの下に空きスペースがあるものを利用すると良いでしょう。また、衣類や使用頻度の低い寝具などは他の場所に収納するのも一つの方法です。

一方、和タイプの寝室では押し入れを設ける場合が多くなります。押し入れは奥行きや高さがあるのでたくさん収納できますが、その分、奥のものや下に重なったものが取り出しにくくなってしまいます。引き出しタイプの収納ケースや棚板を使ってスペースを区切ることで、無駄なスペースを作らず収納できます。キャスター付きにすれば重いものもすぐに引き出せて便利です。

なお、押入れやベッド下は湿気がたまりやすいので、通気への配慮が必要です。

 

寝室

子供部屋
成長に合わせた収納術を工夫しよう

なお、押入れやベッド下は湿気がたまりやすいので、通気への配慮が必要です。子供部屋には衣類、学習家具、おもちゃ、本、寝具などの収納場所が必要になります。子供が小さなうちは特に散らかりやすく、また子供が成長するにつれて物が増えたり、部屋の使い方も変化していきます。そのため、その時々に合わせた収納術を知っておかなければなりません。クローゼットの内部を可動式にしたり、家具のデザインなどは大きくなってからでも使えるようなものにしましょう。おもちゃの収納には、キャスター付きのボックスがオススメです。その他の小物などは専用棚を用意することで、整理整頓の習慣が付くようになるでしょう。

 

子供部屋

子供の作品等は?

子供の持ち物の中で、おもちゃと並んで増えて困るものに子供の作った作品があるのではないでしょうか。大型の棚を使って飾るのもいいですが、特に工作ものはホコリがつきやすく一つ一つ拭くのは結構大変です。せっかく子供が作ったものを捨てられない気持ちは分かりますが、子供部屋をすっきりさせるために、ここはデジカメを使って思い出として残しませんか?撮影をして、作品集を作ってみましょう!こうして、年に一度は、子供の作品の数々を整理し、本当に残しておきたいものだけをとっておくといいですよ。

デジカメを使って、作品集を作りましょう!

サニタリー
注文住宅ならではの素敵な洗面&サニタリーにしよう
洗面の収納

洗面所には思っている以上に収納力が必要とされます。洗面や歯磨き用具、シャンプーやリンス、ボディソープにハンドソープ、洗濯用品や清掃用品、化粧品、タオル、ドライヤー、体重計などなど。洗面所を使いやすい空間にすることで、ずいぶん快適な暮らしが手に入りそうです。

洗面所の収納をどうするかは、それぞれのご家族の生活スタイルによって大きく変わります。たとえば洗面所でお化粧するかどうかも大きな要素の一つ。いわゆる常識的な洗面所のスタイルにとらわれず、ここはプロに相談しましょう。せっかく注文住宅を建てるのですから、我が家だけの使いやすい洗面所を手に入れてください。

 

洗面の収納

トイレの収納

トイレは洗面所とは反対に、収納下手な人が収納上手になるための格好のレッスンの場です。空間が狭く、収納物の種類も比較的少ないので、片付けやすい場所と言えるのです。仮に面倒だなぁ~という気持ちがあっても、一日に数回は必然的にトイレに行くことになるので、行ったついでに片づけを…となりやすい場所でもあります。

収納のポイントは、消耗品と掃除グッズに分けて、それぞれをまとめることです。

 

消耗品は?

「収納棚に」

トイレットペーパーや生理用品、カット綿など消耗品のストックは、棚をつくって収納します。カゴなどに入れておくか、そのまま収納してものれんなどで目隠しすれば、ゴチャゴチャしません。ただ、入れすぎには注意しましょう。詰め込みすぎは圧迫感を感じますし、必要なものを出しにくくなります。必要最低限のものだけを入れるようにしてください。また、棚の耐荷重と収納物の量をよく考えるようにしましょう。

お掃除グッズは?

「収納BOXに」

トイレ内には、掃除グッズも収納しておく必要があります。トイレの隅に収納ボックスを一つ置いて、その中に消臭剤やお掃除シート、洗剤などのストックを入れましょう。このとき、引き出しや扉付きのものなど中身の見えないボックスを選ぶことをオススメします。 そのボックスのそばに、くずカゴやお掃除ブラシなどを一緒に置いておきましょう。

収納棚や収納ボックスは、造り付けにするとひと味違った収納を楽しむことも可能です。
トイレットペーパーをわざと「見せる収納」にして、可愛く演出するなど、"長居したくなるトイレ"が出来てしまうかも?!

 

コーディネート上手になろう!

バランスの良いインテリアで、印象をさらにUP

収納術をマスターしたら、次はお部屋の雰囲気づくりです。その際に重要なのは、自分がどんなテイストにしたいのかを、もう一度確認すること。カントリー風、ナチュラル、モダン、和など、どれもそれぞれに素敵なところがあるけれど、その中から少しずつ好きなものを集めてしまうと、結果的にバラバラな印象になってしまいます。

一つの方法として、部屋の中心となる大きな家具(ソファ、ダイニングテーブルなど)のテイストに、部屋全体を合わせていくという方法があります。せっかく思いをこめて建てるのですから、インテリアコーディネートも慎重に、少しずつ進めたいですね。おしゃれに暮らすためのちょっとしたポイントをまとめてみました。

テイストを統一 テイストを統一 テイストを統一

テイストを統一するとすっきりまとまりやすい。

おしゃれに暮らそう!
インテリアコーディネートのポイント
point コーディネートはまず色づかいから

家づくりに取り組まれるみなさんが、結構頭を悩ませるのが「色」。壁や天井、床、建具、カーテンなどを何色にすれば良いのか、「最後まで悩んだ」という声をよく耳にします。そこで役立つのが「色の仕組みを知る」ということ。色はまず「有彩色」と「無彩色」に分かれ、さらに「色相」「明度」「彩度」に基づいて分類されます。その中身を知って合わせ方の法則を知れば、すっきりと使いこなすことができるというわけです。

色の仕組み

色の仕組み

 

色の仕組み

色の組み合せについて
1 同系色

同じ色相で、明度や彩度の異なる色を組み合わせるパターンです。青の同系色で合わせると爽やかな印象になり、茶の同系色で合わせると落ち着いた印象になります。きれいにまとまりやすい方法ですが、無難すぎて面白くないと言われてしまうことも。

同系色

 
2 反対色

色相環で向かい合っている色を補色と呼び、お互いを引き立てあう組み合わせです。ただし、2色とも鮮やかだと刺激が強すぎるので、どちらかの分量を多くするなどバランスが重要です。

反対色

3 類似色

色相環で隣同士、または1つおいて隣くらいまでの組み合わせ。似たモノ同士なのでケンカしません。ただし、同じくらいの分量で使うとどちらが主役かわからなくなり、メリハリがなくなってしまいがちです。

類似色

 
4 同一トーン

淡いトーン、派手なトーンなど、トーンを揃えると、多色使いにしても色同士がぶつからず、まとまりやすくなります。

同一トーン

色彩計画の立て方
1 ベースカラーを決める

床、壁、天井などの内装材がこれにあたります。変更がしにくく、価格も高いので、ベージュ、薄いグレー、アイボリーなどのナチュラルなものを選びましょう。

2 メインカラーを選ぶ

自分が好きな色で、ソファやカーテン、キャビネットなどインテリアの主役になるものをまとめます。

3 アクセントカラーで仕上げる

クッションやランプシェード、インテリアアートなど、面積の少ないもので思い切った色づかいを採り入れ、空間にアクセントを添えます。

自然素材はコーディネートの強い味方

同じブラウンや白でも、素材によって色の印象が変わります。白いビニールクロスの壁と漆喰壁を思い浮かべていただければ、すぐにおわかりいただけるかと思います。

サン勇建設では内装材にもみの木を使用していますが、そのおかげでカラーコーディネートの面ではずいぶん助けられています。少々強い色や反対色同士の組み合わせでも、もみの木が中和させ、馴染ませてしまうのです。光があたると美しいホタテの壁も同様の効果をもっています。

自然界にあるもののもつ力は、カラーコーディネートの世界でも存分に発揮されます。ぜひ一度、あなたご自身の目でお確かめください。

 

自然素材はコーディネートの強い味方

point 照明器具を上手に使おう
一部屋に複数の照明を

基本的には、一つの部屋には複数の照明を設置するのが原則です。一つの主照明(一般的にはシーリングライトやシャンデリアなど)だけでは、部屋全体のイメージが平坦になってしまいます。また、細かい作業に必要な明るさを一つの照明だけで対応させると、普段の暮らしぶりにはまぶしすぎる明るさになってしまいます。そのため、一つの部屋には全体をある程度照らす主照明と、細かい作業のための補助照明、部屋の印象を演出する補助照明(間接照明等)を活用するようにしましょう。

主照明の種類

シーリングライト

シーリングライト

最も一般的な主照明の一つ。天井に直につける形で部屋全体を照らす効果があります。最近では、シーリングライトにも超薄型なものや空気清浄機能付きのもの、ブラケットタイプのものなど様々な種類が販売されています。


ダウンライト

ダウンライト

主に天井に埋め込むタイプの照明。シンプルなタイプの部屋や、天井が低めの部屋に適しています。また、補助照明としても利用することができます。


ペンダントライト

ペンダントライト

コードなどを使って天上からつるすタイプの器具で、ダイニングルームなどでよく使われるタイプ。ダイニングテーブルなどとあわせたものを選ばないとイメージが崩れてしまうので、慎重に選びましょう。

補助照明の種類

スポットライト

スポットライト

天井などに設置して特定の対象物を照らす照明器具。主照明が明るすぎる場合には印象が薄れてしまうため、ある程度暗めの部屋に適しています。 スポットライトを使う場合は、光が当たることでできる影にも注目して配置すると部屋の印象が変わります。


ブラケットライト

ブラケットライト

主に壁面に取り付ける照明器具。壁面を上下どちらかの方向に照射します。入り口から遠い位置に設置すると、部屋に奥行き感が生まれ広く見える効果があります。


フロアライト・スタンド

フロアライト・スタンド

コードなどを使って天上からつるすタイプの器具で、ダイニングルームなどでよく使われるタイプ。ダイニングテーブルなどとあわせたものを選ばないとイメージが崩れてしまうので、慎重に選びましょう。

照明の色がもたらす効果について

照明の光には青白いものとオレンジ色のものがありますよね。それぞれに人の心や体にもたらす影響が違っていることが、研究によって証明されています。上手に使い分けて、暮らしをより楽しく快適なものにしましょう。

青白い照明

青白い照明

爽やかな青白い光には、「味に敏感になれる」「緑色の野菜がおいしそうに見える」などの利点があります。お料理をするキッチンにこの照明を使うと、お料理上手になれそうですね。反対に食事をするダイニングには、消化がよくなるとされるオレンジ色の照明がよいでしょう。


オレンジ色の照明

オレンジ色の照明

主に天井に埋め込むタイプの照明。シンプルなタイプの部屋や、天井が低めの部屋に適しています。また、補助照明としても利用することができます。

point カーテン選びのポイント
1 カーテンをつける部屋についてのチェック

まず最初にチェックしなくてはならないのが生地の透け具合です。西日が強烈に当たる部屋のカーテンを、遮光生地に変えたいという話はよく聞きます。最近のカーテン生地は透過性能を数値で表示しているものが多く、これを見ることによってどのくらい光を通すか判断できます。ベッドルームには遮光生地がいいという判断も有りますが、朝になっても明るくならないので起きにくいという人もいます。

2 カーテン生地の機能についてチェック

ウォッシャブルと書いてあるのは洗濯機で洗えるカーテンです。多くの生地が対応しています。光触媒はホルムアルデヒドなど匂いを分解する機能があるカーテン生地です。UVカットはレースのカーテン生地に多くみられますが、紫外線を防ぎます。ミラーレースというのはレースカーテンでありながら外から部屋の中が見にくいカーテン生地です。防音性能があるカーテン生地もあります。

化学物質を気にされる方は、リネン(麻)やコットン(綿)の生地で、自分流に作ってみるのも味があっていいでしょう。

 

カーテン生地の機能

3 カーテン生地のについてのチェック

色は面積が大きくなるとうすくみえる傾向があります。カットサンプルで見た生地でカーテンを作った場合、多くの人はイメージより色が薄いと感じるようです。これは面積対比と呼ばれています。また、赤と黄色の小さな模様の生地は、遠くで見るとオレンジ色に見えます。これは加法混色と呼ばれるものです。しかもこのときのオレンジ色は純粋なオレンジ色より彩度が落ちた色になります。複雑な模様の生地をカーテンにすると全くイメージが違ってしまうのはこの作用によるものです。レースのカーテンは逆に近くで見ると色が見えてきません。アイボリー色などサンプルで見た時よりカーテンにすると濃く感じるようです。

少し離れたところから目を細めて眺め、イメージをふくらませてカーテンにしたときを想像しましょう。

色が与える心理的効果

赤色について

赤は攻撃的な色です。スポーツチームのユニフォームカラーにもよく使われます。積極性のある色といってもいいかもしれません。また、食欲を高める色としてもよく知られ、チャイニーズレストランのインテリアや、イタリアンレストランのランチョンマットなどにもよく使われています。インテリアではワインカラーや、ピンク、といった色で取り入れられることが多いようです。

黄色について

黄色は幸運、陽気といったイメージがあります。ほかの色より近くに見える特色があり人の目を引きます。パワーのある色なのでネクタイなどにもよく使われます。インテリアではレモンイエローや、クリーム色として取り入れられることが多いようです。

緑色について

グリーンは植物の色であり調和や安らぎをイメージします。可視光線の中で波長が丁度真中にあり、両サイドが赤と紫になります。目を休める色ともいわれていますが、このバランスが理由かもしれません。疲れを和らげる色としてアースカラーの茶色とともによく使われる色です。

青色について

青は静寂、涼しさの色です。ネガティブなイメージでは憂鬱もありますが、能動的なイメージの裏返しでしょう。海や空といった我々の空間を埋め尽くしている色なのに、自然界の物質ではあまりみられない色でもあります。そのせいか神秘的な美しさがある色です。インテリアでは藍色、紺色などとして取り入れられることが多いようです。

 

相談できるパートナーをもとう

いかがでしたか?収納とインテリアコーディネートについて、押さえておきたいポイントを網羅してみました。でも、これらは家づくりのほんの一部。満足できる家づくりを実現するには、やはりその都度相談できるパートナーを得ることが一番の近道だと思います。どんな住宅会社が自分たちのパートナーとして最もふさわしいのか。それはまず話してみないことにはわかりません。このページを見て、もう少しいろいろ聞いてみたいなと思われた方は、どうかお気軽にご連絡ください。私たちもざっくばらんに知っていることをお話しさせていただきます。

家づくりのパートナー選びは相性がとても大切。どうぞ時間をかけてゆっくり選んでくださいね。

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