自然素材の家を建てるべき本当の理由5選-揺るがない真実を徹底解説
自然素材の家を建てるべき本当の理由5選-揺るがない真実を徹底解説
写真:当社お客様 I様宅
マイホームを建てようとしている方は、どこかのタイミングで必ず „自然素材“ という言葉を耳にすることでしょう。果たしてこの自然素材とは何なのか、少し高いお金を出して „自然素材の家“ を建てることに何の意味があるのか、少しでも高く売りたいセールスマンに騙されているだけではないのか、など様々な疑念がよぎるかもしれません。
しかし、実は自然素材の家とは、ここ数十年で当たり前となってしまったいわゆる "普通の住宅" と比較して、居住者に大きすぎる恩恵を与えてくれます。具体的に次の5つの点で、なぜいま „自然素材の家“ を建てるべきなのかを解説します。
- 従来の家では寿命30年、自然素材の家なら100年
- 本当の意味で資産になる
- 健康にやさしい
- 子供が安全に育つ
- 居住者調査で明らかになった感覚差
従来の家では寿命30年、自然素材の家なら100年
一般人が建てる家、すなわち普通の住宅は、昔も今も木造住宅が9割以上を占めるのをご存じですか?これは、国土交通省が出しているデータです。デザイナーズマンションや高層ビルが立ち並び、鉄筋コンクリート造や鉄骨造が増えている印象ですが、一戸建ての住宅に関しては、その状況は変わっていません。
そして、その木造住宅の寿命は、日本ではたったの30年程度と言われています。例えば30代で家を買い、子供を社会人まで育て、退職を迎える60代、大金を払って建てた家がまさかの寿命を迎えているのです。
「人生100年時代」と呼ばれるなか、「老後2000万円問題」を抱えている世帯が、なぜ「一生に一度の買い物」「人生最大の買い物」であったはずのマイホームを60代で見限らなければならないのでしょうか。
各国の調査報告を見ると、住宅の寿命30年というのは、実は世界的に見ても圧倒的に短いことが分かります。
築50年~100年を超える住宅がアメリカには95.1%、ドイツには44.6%あるのに対して、日本は15.6%しか残っていません。国によって自然環境が異なり、一概に比較するのは不可能ですが、それでもなお、ここまでの差が出るのには特定の原因があると推察されます。
戦後の高度経済成長期、日本には復興需要が生まれ、急激なスピードで家が立ち並び始めます。ですが木材はそもそも苗木が成熟し建材として世に出回るまで30年~50年かかるもの。当然、従来の生産方法では復興需要に供給が追い付かず、新建材と呼ばれるものが代わりに普及し始めます。
新建材とは、普通の木材と同等の機能や外観を持つように作られた人工建材のことです。人工なだけに、新建材の生産スピードは従来のそれを圧倒的に凌駕し、突然の需要増に対応できるのです。
ただし、その新建材にはプラスチックやビニールが多く含まれ、人間の体に健康被害を与えるだけでなく、欧米諸国に比べ高温多湿な日本では構造内にカビが発生するなどして、すぐに木が傷んでしまう傾向がありました。
これが、日本の住宅の寿命が30年と言われるようになった背景です。自然素材の家は、新しく出現した解決策ではなく、あくまで原点回帰の解決策で、人間として当然の家に住むという概念に近いわけです。
関連記事:木造建築のメリット・デメリットを解説!鉄骨造・RC造とはどこが違う?
写真:当社お客様 U様宅
本当の意味で資産になる
自然素材で建てられた優れた木造建築物は、2022年現在においてもまだ良い状態で残っています。正しい素材で建てられ、正しくメンテナンスされ続けた木造住宅の本来の寿命は、100年を超えるのです。
1300年の歴史を誇る木造建築物「法隆寺」
近年、家を買っても „資産“ ではなく „負債“ になるという意見から、生涯賃貸派の人が増えてきています。新建材で建てた寿命30年の家では、確かにこの意見も正しいのかもしれません。しかし、自然素材を取り入れた家の場合は、これに当てはまりません。
むしろ、人工では決して再現できない „経年美化“ や „風情“ が、数十年後の家をより魅力的にし、価値を維持してくれるでしょう。ヨーロッパでは新築よりも歴史を刻んだ古い物件の方が高く売買されるケースが多々あります。
それは、やはり経年美化や風情が高く評価されていたり、家自体の作りがしっかりしているため、安心して住める家だからです。
健康にやさしい
新建材はプラスチックやビニールが使われた人工の建材だと言いましたが、これにより居住者は知らぬ間に多大な健康被害を受けています。
- アトピー性皮膚炎
- 気管支喘息
- シックハウス症候群
- 化学物質過敏
素材に化学物質が多く含まれていると、上記のような健康被害を引き起こすことが、すでに様々な機関や組織の研究により数値で証明されています。また、自然素材の家に住むことでこういった病気の予防になるだけでなく、ストレス軽減や脈拍数の低下といった、森林浴に近い効果を発揮することも研究で明らかになっています。
- ストレス軽減
- 副交感神経の活性化
- 脈拍数低下
- 緊張緩和
- 抗癌タンパク質の増加
- ストレス状態の改善
- 最高血圧・最低血圧の抑制
関連記事:森林浴効果と免疫力の関係性:効果を自宅で再現するには?
子供が安全に育つ
子供を育てるという意味でも自然素材の家は大きな役割を果たしてくれます。まずは健康面。乳児湿疹やアトピー性皮膚炎の原因は、室内環境にもあると言われています。
そもそも皮膚炎の原因には、ダニ、ハウスダスト、花粉、ペットのフケ、化学物質などが挙げられますが、自然素材の家であれば、こういった原因物質の量が少なく、皮膚炎に限らずこれらを原因とした炎症などの発生を抑えられるというわけです。
子育てに関わるもう一つの側面は、物理的な安全面です。赤ちゃんの好奇心には限界がなく、はいはいができるようになってからは家の中をとにかく探索し尽くします。小学生になっても元気いっぱいで家の中を駆け回る時期が続くでしょう。
そんな子供が一番多く接するのは床や壁。これが仮に鉄筋コンクリートだったらどうなるでしょうか?これが仮に化学物質だらけの安い新建材だったらどうなるでしょうか?
まず、無垢材には弾力性があり、衝撃を適度に緩和してくれるため、怪我をしづらくなるメリットがあります。体育館の床に必ず木が使われているのも同じ理由です。
それから、床が新建材であった場合、接着剤から揮発する化学物質を吸い込むリスクに一番晒されているのは、床を這いずり回り赤ちゃんなのは言うまでもありません。自然素材の家を建てることで、子供を健康的に育てることができるのです。
居住者調査で明らかになった感覚差
自然素材、ないしは無垢材にはスギ・ヒノキ・ヒバなど様々な種類がありますが、中でもモミが „知る人ぞ知る優秀な建材“ であるとされています。
その理由は、調湿効果が他の樹種や自然素材より高いことが一つ。ホルムアルデヒドという有害な化学物質を除去する力が高いことが一つ。そして、実際に一般住宅から「自然素材もみの木の家」に引っ越した人が、明らかに気分が良くなったことを報告しているからです。
モミの調湿効果が高いことは、過去の記事「調湿効果が高い自然素材はどれ?本当は珪藻土よりモミ」で紹介しました。ホルムアルデヒド除去率については、「化学物質過敏症の人のためのいえづくりー科学的根拠から徹底解説」の中で詳しく触れています。
ここでは、片野博士のお力を借りPOMSメソッドを用いて出した分析結果「自然素材もみの木の家の心身への影響力」を紹介します。
一般住宅からサン勇建設の「自然素材もみの木の家」に引っ越した116名にアンケート調査を実施した結果、次のような回答が得られました。
この図から出た結論は、怒りや無気力などのネガティブな感情が軽減し、活気や有効というポジティブな感情が増加したということです。詳しい調査結果は、「居住者の調査から見えてきたモミの木の家の生理的効果について」で解説しています。
11月26日(日)草加市でモミの木のおうちに触れる「空気環境」セミナー企画
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