ゴキブリがいない家の特徴は?実は根本的な対策ができていない事実

ゴキブリがいない家の特徴は?実は根本的な対策ができていない事実

ゴキブリがいない家の特徴
写真:当社お客様 M様

ゴキブリが発生したときの対処方はたくさんあります。まずは殺虫剤やスリッパで退治するという伝統的な手法。それからゴキブリホイホイなど、エサなどでおびき寄せて捕獲する手法、毒入りのエサを食べさせ住みつくゴキブリを一網打尽にする手法などがあります。

しかし、どの手法でもその年は乗り越えられるかもしませんが、翌年には同じ問題が発生し、同じようにゴキブリに警戒しながら過ごさなければなりません。そのため肝要なのは、 „もしゴキブリが現われたらからどう退治するか“ ではなく、 „そもそもどうしたらゴキブリが現われないのか“ という根本的な対策ではないでしょうか?

今回のコラムでは、家の素材次第で根本的かつ本質的なゴキブリ対策ができる手法を紹介します。

 

ゴキブリの生態について

ゴキブリは実は3億年前から姿をほとんど変えてない、生命力の高い生物です。生息地域は多岐に渡りますが、条件として…

  1. 食べ物や水がある
  2. 暗い
  3. 暖かい
  4. 湿気がある

上記の4点が挙げられます。住宅の中にはこの条件がそろった、ゴキブリにとってパラダイスのような場所がいくつもあるのです。

その他にも次のような特徴があります。

  • 集団で生活する
  • 雑食性:食べかす、壁紙、本、仲間の糞など
  • 秋ごろに産卵し、冬を乗り越えた卵が春に孵化

ゴキブリの種類によって差異はありますが、多くの場合は夏にゴキブリと対峙するケースが多いでしょう。最近は温暖化の影響で春先から出現するなんてことも少なくありません。その理由は、ゴキブリが活動できる気温が20℃以上だからです。

また、「家に1匹いれば100匹生息する」とよく言われます。この言葉に科学的根拠はないですが、上述の通りゴキブリは集団で生活する生物。快適な環境を発見すると仲間を呼ぶ習性があるため、「1匹駆除して、はい終わり」ということはまずありえません。

ですから、ゴキブリが発生してしまった場合は適切な対処を、そして今後発生しないためには適切な対策を講じる必要があります。

 
 
 
 
 
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家の中のゴキブリの生息場所

家の中で、 "暗くて湿気があり、食べ物などがある場所" と言えばどこでしょうか?第一候補はやはりキッチンです。その他にも積み上げられた段ボールの間、新聞紙や雑誌の隙間、それから観葉植物などの植木鉢の中にも姿を隠しています。

【家の中の生息場所】

  • キッチン
  • 段ボール
  • 新聞紙や雑誌の隙間
  • 植木鉢
  • トイレの浄化槽
  • 流し台
  • 天井裏
  • 床下

 

ゴキブリの侵入経路

では、ゴキブリはどこから入ってくるのでしょうか?答えは単純明快で、あらゆる隙間からです。

【侵入経路】

  • 排水溝
  • 玄関
  • ベランダ
  • 換気扇

隙間をゼロにすることはほぼ不可能といっても過言ではありません。そもそも日本は木造住宅が主流で、いくら高気密・高断熱住宅が増えてきているとはいえ、やはり外からの侵入を完全にシャットアウトするのは厳しいでしょう。

では、どのような対策を取ればよいのでしょうか?現れてしまった場合の対処法と、そもそも発生させないための根本的な対策を紹介します。

 

ゴキブリが現われたときの一般的な対処は?

多くの人が思いつく対処法は次の3つです。

  1. キンチョールなどの殺虫剤
  2. ゴキブリホイホイなどの駆除剤
  3. ゴキブリ駆除会社に頼む

 

ゴキブリが目の前に現れたらどうする?

ゴキブリが出現したら、新聞紙やスリッパを片手に叩いて殺すか、殺虫剤で殺すかの二者択一がほとんどです。しかし、本当は「凍結スプレーで殺してからゴミ箱に捨てる」が理想的な手法だというのをご存じでしょうか?

まず、叩いて殺すとばい菌だらけの体液が飛び散り、後処理が面倒くさい上に衛生的によくありません。また、ゴキブリは空気の動きにも非常に敏感で、手を振り上げただけでもそれを察知し逃げてしまいます。

市販の殺虫剤は、意外と息が絶えるまでに時間がかかるのが難点。噴射したときに殺虫剤の油が床などに付着するのもデメリットで、しかも油や殺虫成分が体についたままゴキブリが息絶えるまで家の中を動き回るので、色んなところが汚れます。

このような理由から、凍結スプレーで動かなくなるまで凍らしてゴミ箱に捨てるなど、体に傷をつけずに退治するのが理想的な対処方です。

 

エサで釣り一網打尽にする手法

毒入りのエサで家中のゴキブリをおびき寄せ、退治するという手法もあります。毒入りのエサは、遠くからでもゴキブリを誘うように作られているため、放っておけば高確率でひっかかります。

さらにその毒は遅効性であることが多く、毒に侵されたゴキブリが毒を巣へ持ち帰り、ドミノ効果で全滅させることができます。メスのゴキブリは、死ぬ直前に卵を産むしぶとさを見せますが、毒はその卵にも効くため、翌年に孵化して再発生することもありません。

ただしこの手法では、下手したら外からエサにつられてより多くのゴキブリを呼び込んでしまうリスクがあるのに加え、翌年新たに侵入するゴキブリを防ぐには至らず、有効ではあるものの根本的な対策とは言えないでしょう。

 

ゴキブリがいない家の特徴と根本的な対策3選

ではここで、ゴキブリを発生させないための根本的な対策を紹介します。まずはゴキブリがいない家の特徴を見てください。

【ゴキブリがいない家の特徴】

  • 隙間が少ない
  • 掃除が行き届いた清潔な空間
  • 多湿ではない
  • 自然素材、無垢材が多い

隙間が多いと侵入経路が多数あるということで当然ゴキブリが生息する可能性が高まります。また掃除がなされておらず、ゴキブリにとってのエサがあればあるほど、周辺からゴキブリが集まってきます。

そしてゴキブリは湿気が大好き。湿度75~100%を最も好みます。ですから湿度を高めない工夫が必要になります。ここで難しいのは、室内を乾燥させるとお肌に良くないということです。乾燥を避けつつも多湿を避け、ちょうどいい湿度を実現することが求められるのです。

このようにゴキブリがいる家の特徴を一つひとつ潰していくのが根本的な対策になります。

 

根本的な対策①:内装材を木材にする

木は、周囲の湿度を育った環境の湿度に戻す力を持っています。つまり、木造住宅は室内の湿度が高ければ、木材が湿気を吸い込み、乾燥していれば逆に湿気を放出するため、湿度が安定します。樹種やそもそもの品質にもよりけりですが、この "調湿効果" は木そのものの基本性能です。

したがってRC造や鉄骨造よりも木造住宅にした方が、ゴキブリが好む多湿環境を自然と回避できるのです。上述の通りゴキブリは湿度75%以上を好む生き物。内装材を木材にすることで、屋内の湿度が60%前後に安定する傾向があるため、長期的なゴキブリ対策となります。

関連記事:木造建築のメリット・デメリットを解説!鉄骨造・RC造とはどこが違う?

ちなみに調湿力が高い内装材として珪藻土も有名ですが、実験データを比較すると、ドイツ産モミの木が最も高い調湿力を発揮しています。

ゴキブリ対策には自然素材が使える
関連記事:調湿効果が高い自然素材はどれ?本当は珪藻土よりモミの木

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根本的な対策②:自然乾燥された無垢材(自然素材)を使う

自然乾燥された無垢材がゴキブリ対策とどう関係しているかを知っている方は少ないでしょう。これには、無垢材が発する "フィトンチッド" という有機化合物が深く関係しています。

本来、木々は自分の力で動くことができないため、害虫から身を守るためにフィトンチッドという天然の物質を体から放出し、身を守っています。このフィトンチッドに防虫・防菌効果があるのです。

一般に、リフレッシュ効果などの森林浴効果をもたらす森林のかおりをフィトンチッドといいます。おもに樹木が発散する揮発性物質で、そのおもな成分は、テルペン類とよばれる有機化合物です。本来は樹木が自分自身をまもるために発散するものですが、リフレッシュ、消臭、脱臭、抗菌、防虫など人体やくらしに有益な効用が知られています。(引用元:農林水産省

財団法人日本環境衛生センターの試験結果でも、ゴキブリ100匹に対してフィトンチッドが充満した巣とそうでない巣を用意し、反応を観察した結果、93.4%のゴキブリがフィトンチッドを避けたという結果が出ています。

ここでもう一つ、自然乾燥された無垢材でなければいけないのか?という疑問が浮上します。2007年に発表された三重県研報によると、スギ材はじっくり乾燥させた方が、長期的にテルペン類(フィトンチッド)を発散すると結論づけられています。

自然乾燥は簡単に言えば放置して乾燥するのを待つことです。対照的な人工乾燥は時間短縮や乾燥の精度をより高めるために選ばれる手段。そのため、自然乾燥された木材はフィトンチッドをより長期で発散すると考えることができます。

もう一つ知っておいてほしいことは、樹種によるフィトンチッド発散量の差です。ヒノキやスギ、マツといった有名な建材よりも、実はモミにフィトンチッドの成分「リモネン」と「α-ピネン」が多く含まれます。中でも特にリモネンに防虫効果があるため、ゴキブリ対策を意識する上では自然乾燥されたモミの木を使うのが賢明でしょう。

関連記事:自然素材の家を建てる前に知るべき事実 ― 素材別のメリット・デメリット

ゴキブリ対策にはフィトンチッドが有効
※グラフ:谷田貝光克「森の香り・木の香り その正体と働き」(2007年)を元に作成

 

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根本的な対策③:高気密住宅ツーバイフォーにする

木造住宅は大きく在来軸組かツーバイフォー(2x4)かの二つに分かれます。在来軸組は昔からある伝統的な工法で、これといったルールがあるわけではなく、成り行きで生まれました。ツーバイフォーはアメリカ発祥の工法で、パネルを組み合わせ箱のように築きます。パネル間に隙間が生まれづらく、在来軸組と比較すると気密性が高まる傾向にあります。

関連記事:耐久・耐震性が大事な本当の理由とは?ツーバイフォー と在来軸組の工法比較

ゴキブリ対策

 

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