【自然素材の家】種類別、無垢材・漆喰・珪藻土の特徴と後悔するポイント

2022/03/27(日) 健康と住宅の関係

【自然素材の家】種類別、無垢材・漆喰・珪藻土の特徴と後悔するポイント

自然素材の家
写真:当社お客様 I様宅

家づくりを考え始めている方であれば、『自然素材の家』ないし『天然素材の家』が世間で注目されているのは何となくお気づきでしょう。しかし、いざ工務店やハウスメーカーを訪問して話を聞くと、注文住宅であれば100種類もの選択肢の中から家の各箇所の素材を決めなければならず、「もうさすがに疲れた…」と感じて投げやりになってしまうこともあります。

本稿では、人生最大の買い物である自然素材の家を建てたい人のために、自然素材・天然素材の主な種類とそれぞれの特徴、そして後悔する具体的なパターンについて解説します。

 

自然素材とは

自然素材とは、化学物質が使われていない天然の素材のことです。天然素材も自然素材も意味は同じで、言葉が違うだけだと解釈してください。

では、この自然素材ではない素材とはどんな物なのでしょうか?例を挙げるとすれば、ビニールクロスや合板といった、いわゆる新建材です。新建材は化学物質を含んでいるため、シックハウス症候群や化学物質過敏症、気管支喘息やアトピー性皮膚炎といった健康被害を及ぼす原因になりうると知られています。

関連記事:自然素材の家を建てる前に知るべき事実 ― 素材別のメリット・デメリット

 

なぜ自然素材ではなく新建材が普及したのか

健康に害のある新建材が普及してしまった理由は簡単です。戦後、高度経済成長期に突入した日本は新築住宅の需要が一気に加速しました。今までにないほどの爆発的なニーズが生まれ、従来通りの建材生産では供給が追いつかなくなり、化学物質を使用し工場で大量生産が可能な新建材が台頭したのです。

  • 大量生産できるから安価
  • 工場生産だから品質が均一で扱いやすい
  • 素早く生産できるため市場の需要に即対応できる

このような理由から新建材が普及したものの、当時は健康被害という側面を考慮しておらず、後々に建築基準法を変えなければならないほど、体調不良を訴える人が続出し、結果的に自然素材の家が再び脚光を浴びているのです。

関連記事:自然素材の家を埼玉・千葉で建てるなら-天然の強みを最大限活かした事例

 

新建材ではなく自然素材であるべき理由

先の項目では健康という側面に言及しましたが、自然素材の家を建てるべき理由は他にもあります。新建材は安いという大きなメリットがある一方、耐久性が低いというデメリットがあります。

日本は世界の中でも特に高温多湿。新建材ばかりで家を建てると、カビが発生したり、構造材が腐ってしまい、家自体の寿命が延びないのです。世界でも日本ほど新築を建てる国はありません。なのにも関わらず、『家の寿命は30年』と言われてしまっているのは、それだけ安い素材で建てているからなのです。

関連記事:自然素材の家はこんな人にオススメ!7つの具体例

 

自然素材・天然素材の種類

次にどのような自然素材が存在するのか見てみましょう。細かく見すぎるとキリがなく疲れてしまいます。これだけ知っていれば十分、という素材をリストアップしました。

  • 無垢材
  • 漆喰
  • 珪藻土
  • 石・タイル

 

無垢材の家と後悔の例

 無垢床

無垢材の家の特徴といえば、やはり森林浴を彷彿とさせるような新鮮な室内の空気でしょう。化学物質で加工されていない純粋な木材からは、フィトンチッドという天然の香り成分が揮発しており、これらには殺菌作用やリフレッシュ効果があります。

ちなみに、このフィトンチッドの効果は、ただの感覚的・主観的なものではなく、実際に数々の研究と実験で実証されている事実です。関連記事:フィトンチッドの科学的根拠について詳しく読む

【無垢材の主な効果】

  • 高い調湿効果
  • 消臭効果
  • 防カビ・防虫
  • 防じん
  • 断熱性が高く、夏に涼しく冬に暖かい
  • 健康に良い

この中でも特筆すべきは高い調湿効果でしょう。樹種や乾燥方法により差はありますが、往々にして調湿効果が高い無垢材で家を作れば、当たり前のように室内干しができるようになります。室内干しができれば花粉症対策にも繋がりますし、そもそも多湿を防ぐためにカビの繁殖を抑えられるのです。

関連記事:調湿効果が高い建材の種類について詳しく読む
関連記事:花粉症が家に帰るとひどくなるのはなぜ?

写真:当社お客様 I様宅写真:当社お客様 I様宅

デメリットとしては、『コスト』と『傷つきやすさ』の2点が挙げられるでしょう。無垢材は心地よい肌触りという強みを持つ反面、デリケートで傷がつきやすいという弱みを持ちます。

子供がおもちゃを落としたり、家具を引きずったりすると痕跡が残ります。したがって、無垢材の家を建てて後悔するケースとしては、居住者が過度に神経質であったり、経年変化を味わえない場合が多いです。

関連記事:木造住宅に使う木材の種類を比較!知る人ぞ知る優秀な建材は?

 

漆喰の家と後悔の例

漆喰壁漆喰壁

漆喰は、石灰岩や貝殻などに海藻類の糊を加えて生成される自然素材です。こちらも素晴らしい特性を持ち合わせており、外壁・内壁に使える贅沢な選択肢のひとつです。

  • 調湿効果
  • 耐火
  • 防カビ・防虫
  • 防じん

きめ細かくザラザラとした質感を持つ漆喰は、手仕事を感じさせる優しい空間を作り上げてくれます。注意点としては、漆喰の中でも海藻類の糊の代わりに接着剤や凝固剤といった化学物質が使われていることもあることです。

デメリットとしては、ひび割れしやすい特性があり、一度ひび割れてしまうと、自分で市販の漆喰を購入し塗り直すか、職人に補修を依頼することになります。また、手垢の汚れ、シミ、カビ発生のリスクもあり、油断ならない素材とも言えるかもしれません。

漆喰の家を建てて後悔するケースとしては、安易に「自然素材でオシャレ」という理由で決めてしまった場合でしょう。壁が汚れたときに大々的に塗り直す際のコストは、安価なクロスの張替えより高くつきます。

傷やシミのメンテナンスは、覚えてしまえば簡単とは言え、面倒くさがりな性格の人には負担になるかもしれません。物を大切にする自信があり、多少のコスト増より機能性重視という方は漆喰に手を出しても後悔しないはずです。

埼玉県草加市「モミの木のおうち」見学会イベント

森のような空気とお茶で憩いのひと時を

"モミの木カフェ" 無料イベント日程

珪藻土壁と後悔の例

珪藻土壁珪藻土壁

珪藻土は、植物プランクトンの死骸が海底に堆積して化石となった泥土です。2000年前からギリシャで使われていたという歴史があり、機能性も高く、とてもスタイリッシュな仕上がりになる魅力的な素材です。

  • 調湿効果
  • 消臭効果
  • 耐火

デメリットは、ぼろぼろと粉が落ちやすかったり、カビが生えやすいところ。また、漆喰と同様に樹脂が混ぜられ自然素材とは言い切れないものも中にはあるため、注意が必要です。

後悔するパターンは、正しい掃除の仕方を知らずに逆に傷めてしまったという場合です。そもそも珪藻土は一度塗って、それを乾かしています。水分を吸収しやすい特性があり、水拭きをすると表面がぼろぼろと落ちてきます。つまり、水拭きはNGです。

日々のお手入れとしては、柔らかい毛のホウキやハタキでホコリを軽く払う程度で十分です。堅い素材でこすると傷ができるので、優しく払うことを心がけましょう。

 

石・タイルと後悔の例

タイル床タイル床

自然素材である石、ないし石から作られたタイルは、これまで紹介した無垢材・漆喰・珪藻土とは少し毛色の違う素材です。また、石の種類により特徴が大きく変化するため一概にこう、と言い切れない素材でもあります。

堅さ、耐水性などの強みを活かし、キッチンや洗面所に使われる御影石や大理石から、湿気や臭気の吸着効果があるとされる珊瑚石、吸水性が高い陶器質タイルまで千差万別なのです。

石・タイルが良く使われる場所は、キッチン、風呂・トイレ、玄関といった耐久性や耐水性が求められる箇所です。

後悔するパターンとしては、門から玄関までの通路、属にいうアプローチを石にして、雨の日に滑りやすくなってしまう場合です。もちろん頑丈で耐水性のある石・タイルを使うのは王道ではあるですが、滑りづらい素材にすることは忘れてはいけません。

 

自然素材を求めるなら注文住宅と建売とマンション

自然素材の家が欲しいけど、注文、建売、それともマンションでもあるのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。原則、建売もマンションも自然素材を謳っているものは多くなく、最終的に行きつく先は注文住宅になるでしょう。

過去の記事「新築マンションに自然素材が使われない理由とは?」で詳しく紹介しましたが、建築業界の仕組み上、新築マンションに自然素材を採用して売り出すというのは難しく、建売も似たいような理由で成立しづらいのです。

また、そもそも自然素材の家を建てたいと思う施主は、こだわりを持っている人が多く、施主が大事だと思う箇所に好きな種類の自然素材を使うのが、結局のところ最適解なのです。

 

自然素材の家の後悔まとめ

ここまで情報をまとめると、自然素材は高機能で意匠性も高いが、故にコストも高く、メンテナンスや掃除に少し手間がかかる、といったところでしょうか。一生に一度の買い物、大切な子供や家族と共に暮らす家、こういった要素を考えると、予算も見つつ、ある程度機能性を追求することは大事なことです。

ですが、何から何まで自然素材で統一する必要はなく、家づくりのプロに優先順位や適正箇所を相談しながら、理想のマイホームを作るのが最も賢明なアプローチでしょう。

 

 

森のような清浄な空気と、冬でも温かいモミの木のぬくもりを

当社自慢のモデルハウスでご堪能ください。

ご家族・お子様をお連れのご来場もお待ちしております。

 

モミの木のおうちに触れる、感じる、感動する

"モミの木の家"見学会の日程はこちら

1ページ (全5ページ中)